二十四節気 腐草為蛍

学会で札幌に行ってきました．中島公園やモエレ沼公園などいろいろ観て回りたかったのですが，毎日講演が割り当てられていて，喋ってばかりでちょっと疲れました．忙しくても考える時間をできるだけ確保するように心がけていますが，この2ヶ月ほどはそれでも休みも殆どない状態が続いていてややバテ気味です．

そういえば，二十四節気の芒種（ぼうしゅ）です．夏至までの間，腐草為蛍（ふそう ほたると なる と読みます）といういう言葉のとおり，腐った草が蒸らされて其処彼処から蛍が飛び始める頃です．

まだ小さかった頃，爺様に手をひかれて，蛍を見にいったことを思い出します．あれはちょうどこの頃の季節だったのだな．と思ったりして，人間の記憶ほどいい加減なものではありませんが，それでも幼い頃の記憶は今よりもはるかに鮮明であったりして，そのことに驚いたりします．単に脳の遺伝子でいうところのテロメアの結合性質のせいかもしれませんが．

蛍の畦道も，目黒蛍愛好会の皆さんや松野南小学校のみんなと始めてもう3年目です．毎年この季節に開催するので仕方ないのですが，過去ずっと雨が続いています．いよいよ明日開催ですが，今年こそ晴れるといいなと思います．