しまなみ Early B号

深夜放送枠のナビゲート(笑)を終えた後で,ほぼ一年ぶりのEarly B号に乗って大崎下島御手洗に船で行ってきました.御手洗港は航海技術の進展によって沖乗り行路の寄港地として中世以降開かれた港です.自分で操舵してみてわかりましたが,Early B号のナビ…

今治

今治にきています.港の風景です. 港から中心市街地へと今治城の外堀にあたる金星川を眺めながら歩いてみました. 今年は24時間ラジオをやるつもりです.

目黒 蛍の畦道

蛍の畦道がやってきた.畦道の脇のたんぼの神様にお祈りをして,子供たちと一緒に田植えをした.壊れてしまった灯篭を修繕して,みんなで会場にテントをはって,人々が集まってくるのを待っていた.日がだんだん落ち始め,鬼城太鼓の大きな音が空に響き,灯…

古河総合公園

月光桜を中心にと考えている牧野草木の森公園の設計の参考にしてもらいたいと思い立って,古河総合公園に行ってきた. かつて,日本は沼地に葦であふれていた.古事記や日本書紀の記述を読めばわかる.稲穂のある風景はどこか懐かしいけれど,万葉集の歌に詠…

山口市営Pを見に行く

Ycam(山口情報芸術センター)の長期ワークショップシリーズ「meeting the artist 2008」の成果発表として作成された高山さんの作品を観に行ってきた.この作品では,私たちはまず「男」の案内で,山口市の中心アーケード商店街に設けられた「始発駅」に向か…

新橋から横浜まで

新橋の烏森口から夜の11時杉に出発.桜木町MM21地区まで30kmを真夜中に4人で歩いた.新橋の飲み屋で待ち合わせした後,ガード下の屋台を過ぎて浜松町.運河に沿って歩いて東京タワーをみつけた頃に灯りは落ちて泉岳寺.線路の枕木の入れ替え作業を眺め…

師走

体調不良.今年の搭乗回数は120回でたいへんしんどい.師も走るくらいに忙しいのが師走らしいが,,,シリウス,アダラ,エリダヌス,南方の星がよく見える.12月がやってきた.

三原村 牧野富太郎の道を歩くプロジェクト 二日目

宮の川.下拵えが不十分ながらも,蟹を湯掻いてミキサーでくだき,じゃがいもの皮を向き,玉葱を微塵切りにして,蔕をとったトマトにショートパスタとコンソメをぶちこんで煮込んで素材感たっぷりな(?)スープ50人前完成.最後にお好みでプラス山茶花油少…

大月町 牧野富太郎の道を歩くプロジェクトの初日

柏浦から山を登って芦ノ澤までみんなで歩いた.ハマラッキョウに,ツバブキ,ツリガネニンジン.歩けば知らない草木が目に入り,いい香りがするもの,食べられるもの,謂れのあるものいろいろで,そうしてますます知りたくなり,知ればますます歩きたくなる…

牧野ムービー

最初絵コンテにしようと思ったが,,スクリプトを書き起こし始めた.ダニー・ユンが「創造」という言葉について,話していると,どこかへんな気持ちになった.もともとそこに「創造」という「実存」があって「創造」という言葉を割り当てているのではなく,…

こういうときに

夏前からずっとやってきた設計協議が,ほぼ一段落した.シミュレーションをしたり,図面を描いたり,ビデオ画像分析をしたり,兎に角いろんなことを手をかえ角度を変え繰り返してみた.いろんな人との対話を私にしては粘り強く繰り返し,いくつもある制約条…

講義(水曜1限)

水曜の1限に講義をしている.朝イチで3回目くらいに休講をすると,あっという間に「なんだこの先生はやる気がないのか」的な空気が蔓延し,受講者が減ってしまう.専門科目なのに他学科の方の学生さんが多いな. 一回目は「ネットワークとは何か」について社…

大月-三原行(7)

長い距離を歩いた.石を見ると書いて「硯」.近くの砕石場からよい石が出た.切り出した石の目を見る.墨を溜める為の窪みとなる「海」と,磨る為の少し高い「陸」.鑿で時間をかけて丁寧に「海」と「陸」をつなぐように薄く丁寧に削り出せば,鋒鋩強く顕れ…

大月-三原行(6)

合宿場のような場所を川村さんに用意してもらって,みんなで自炊をして暮らしている.昨日はお願いして農家に泊まらせてもらった.自然薯をみなですり鉢ですって,火をおこし釜で飯を炊いて食しながら,いろんな話をした.この場所にいろんな人に来てもらい…

大月-三原行(5)

牧野が歩いた道.今の山の頂上を目指して歩いた.沢にたてばブナやシイの巨木の隙間から光がこぼれて,頂上から気温がいっそう低い風が吹き抜けてくる.山頂に出ると,右手に柏島,正面に足摺岬が見えた.スコシ歩けば太平洋まで手が届きそうだ.晴れた日に…

大月-三原行(4)

夜,大月から三原村まで歩いた.ふたつの地域をつなぐということについて自分なりの感覚がほしかった.一見無駄にみえるし,実際無駄に違いない.違いはないのだが,無駄が必要なこともあるのではないかと思う.兎に角夜中に歩きたかった.夜中の12時過ぎに…

大月-三原行(3)

大堂海岸には海沿いの高い場所を通る旧道があり,車も殆ど通らないその道の脇にホルトの巨木群がある.この道を歩いた.ホルトの木はところどころ赤い葉をつけるので,ホルトの木を見分けるためにたぶたび上を見上げることになる.見上げると,そのうち浅黄…

大月-三原行(2)

プラニングにしろデザインにしろ,相手にする土地と向き合うとき,いろんな人と話すことで,その土地の輪郭がだんだんくっきりしてくることがある.自分の思惑を押し付けるのではなく,目の前の人を媒介項として,寧ろその土地自身が語らせているのではない…

大月-三原行(1)

「牧野富太郎と歩く道」というプロジェクトをはじめた.牧野は熊楠や柳田と並び称される明治の植物学者である.94歳まで生きた.当時は富国強兵とはいうけれど,理科教育もままならぬ時代であって,学校の現場からの身近な野山で学べる教材への要望は強かっ…

バルセロナ行(6)

自信をもっていえるほど何かをしているわけではない.しかし,その一方でデザインのような行為をヘっと思ってた節もある.兎に角クライアントのいうことを聞いて制約条件を決めたら,あとは普遍解を出せばいいんだろ.というような軽々しいことを考えていた…

バルセロナ行(5)

今もモデルが好きだという感覚は変わっていない.きっかけはもっと以前の別のところにあったが,そもそも若い頃,何をおもしろがれるかは縁によって決まってくるのではないか.私の場合,その縁は「行動モデル」にあった.土日の計算が高じて,会社を辞めて…

バルセロナ行(4)

会議はずっと続く.ドイツ人のグループの研究はハードコンピューティングな話が多くてとても好きだな.日本では少ないけれど,力技で実装してどうにかするというのは大切なことだ.最後までやってみなければわからないことは多いように思う.見習うべきだと思った.行…

バルセロナ行(3)

海沿いのレストランへタクシーで移動.ジビエっぽいものと魚介類を選んでもらった.メシの合間に中庭でマークと写真を撮った.大学を卒業して6年間,私は銀座でサラリーマンをしていた.風通しのよい会社で同僚や上司にも恵まれていたし,会社に対して何か不…

バルセロナ行(2)

日中,計算に飽きて旧市街地まで歩きに出る.新市街からぷらりと歩くと城壁跡を跨いだあたりから急に道の風景が変化したことに気付いた.バルセロナはかつては城壁に囲まれていたRAVAL, GOTIC, Dependecies, BARCELONETAの4地区から構成される旧市街(第一区…

バルセロナ行(1)

成田出発.途中ロンドンヒースローでイベリア航空に乗り換え.バルセロナに居ます.バルセロナの地名は,ローマ史上最大の敵であるカルタゴの将軍ハンニバルの父ハミルカル・バルカスにちなんでいる.ギリシア時代からの都市バルセロナは,カルタゴ支配の後…

往く夏を惜しむ

朝晩はずいぶん涼しくなった.夏もそろそろ終わりらしい.夏だけは「いく夏を惜しむ」という.秋も,冬も,春も惜しまないのに不思議だね.と,以前言った人がいた.遠くにいるのでもう会うこともないけれど,どこか懐かしく思う.土砂降りの後,夕暮れの弱…

目黒 施餓鬼供養

お盆は,なんというかどこか懐かしい.どうでもいいという人もいるのだろうが,昼休みに黙祷を捧げ,送り火で昔を思う.そういう様式を大切にしていたいと思う. 目黒の川で泳いだ.夏の川はいいな.栄之介は大きくなった.

夏草と大木

竹田さんをはじめとして,いろんな場所から車や飛行機を乗り継いで,何百kmの距離をものともしないで,頼んだわけでもお金でもなく,みんながなんとなく阿吽の呼吸で集まって,何かを始めよう.なんだかこいうのはいいなあ,僕は好きです.地元の町田さん,…

港の風景(サンフランシスコ/バンクーバー)

夏休みなので,いつものように(研究しながら)海外をぷらぷら歩いています.西海岸からカナダに入って港町を経由しているせいか,港の風景が気になりました.横浜や波止浜,大月町などに足を伸ばして,交通などという問題を扱っているとどうしても「楽しく…