大月 夜桜音楽会

大月の夜桜音楽会にいってきました.

今年は桜が1分咲きと,自然を楽しむイベント難しさを痛感しました.

蛍の畦道では,雨の中で灯篭に灯りを点したりすることには慣れていますが,桜が咲かないのに夜桜音楽会というのでは,期待して来てくれた人々や準備にがんばってきた人たちにとっては厳しいものがあったのではないでしょうか.

竹田さんによれば,山桜は稲作において,田おこしや苗植えの歳時記というか,暦の目安になってきたそうです.ちょうど新月を境に満月に向かって咲き始めるといわれていて,今回は新月の2日前の開催ですから,ちょっとだけ早かったのかもしれません.

それでも,浜崎さんが種を蒔いたれんげが今年は田んぼ一面をうめつくし,それを借景とした野点でいただいた抹茶はたいへん美味しかったです.また今年は出店が充実していて,風景Barなるものも登場.バーテンダーが揃いのTシャツを着て,シェイカーを振っている姿がみられました.もちろん音楽会の演奏もすばらしかったです.

町田さんからの報によると,新月(4/6)を過ぎてから急速に蕾が綻びはじめ,既に8分咲きとのこと.10日には満開でしょうか.染井吉野だと交配種であるためせいぜい寿命は50年程度のところ,樹齢200年を越えても月光桜は静かに咲き続けます.桜の木にそっと手をそえると,何が見えるでしょうか.