松山 フォーラム(2日目)

Iryo2007-03-11

フォーラム2日目です.
今日は前日の風景まちづくりの議論を下敷きに,よい風景や景観をもつ場所に人々が至り,廻り,そしてそこで生活するために,どのようなまちづくりをしていくべきか,「移動」という視点で論じてみようというものでした.
ワークショップなんてメンドクサイよ.という感想を持つ人も多いわけですが,私自身は,目の前の人がいったいどんな考えをどの程度の強度で持って,それをどのようにして目の前の人にぶつけるのか,をおもしろいと思っています.どんな言葉であっても,ある言葉が発せられるには,それなりの理由が(たとえなんとなくであっても)あると思うからです.それが皮相的なのか,案外そう見えて深いものなのか.
日本という国では,普段,目の前の人がどんな価値観を持っていて,自分の意見にどんな反応を示すのか,カタルシスを得るための一時的な底の浅い議論の結果が一体どこに行き着くのか.そういうことに無関心であることが多いわけですが,そいうことだけではうまく回っていかないことも,だんだんこの国では増えてきているように思います.そういうややもすると,メンドクサイことの代表が「まちづくり」というものなのかもしれません.
今日,参加者の皆さんの意見を聞いてるうちに,デザインコントロールとモビリティ・デザインをうまくバランスさせることで魅力的なまちづくりを行なってみたいと思いました.いろんな背景があってそういうことが浮かんだのだと思いますが,このことについてはもうちょっと頭を整理してみます.