五台山 牧野植物園（高知）

四万十-南伊予風景街道のキャンペーンの一環で牧野植物園で講演をしてきました．
私は植物園がとても好きで国内外問わず，あちこち出歩く度によく行くのですが，中でも小石川植物園と五台山の上にあるここの植物園が好きです（両方とも牧野富太郎博士に関連のある植物園です）．講演では，遍路道沿いに自生するヒヨドリバナの蜜を吸いながら台湾から東北まで渡りをするアサギマダラに注目した「蝶の道」と，牧野富太郎博士にゆかりの足摺桜「月光（仮）」についての話をしました．
桜というと，日本人は「ソメイヨシノ」を思い浮かべるわけですが，「ソメイヨシノ」は「エドザクラ」と「オオシマザクラ」の掛け合わせで出来た品種で樹齢100年も持たないそうです．足摺に固有の種である足摺桜は樹齢300年とも言われており，ソメイヨシノなどよりも僅かに遅く，真っ白な月の光のような花を咲かせます．4月7日に開催予定の夜桜音楽会についてもいろいろ話しました．田圃のれんげが咲くにはまだ早そうですが，うまく咲く時期があってくれればいいのですが，こればかりは天候次第なのでどうにもなりません．